文部科学省はこのたび、「平成23年度学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果」（速報値、2012年3月1日現在）を公表した。調査は、学校におけるICT環境の整備状況と、教員のICT活用指導力について、全国の公立学校（小学校、中学校、高等学校、中等教育学校及び特別支援学校）を対象に行われた。

調査の結果、教育用コンピュータ1台あたりの児童生徒数は前年度と同じ6.6人、普通教室の校内LAN整備率は83.6%（前年度82.3%）、超高速インターネット接続率69.8%（前年度67.1%）、電子黒板の整備状況は昨年度と比較して13,058台増加し73,536台だった。

デジタル教科書の整備状況については全国平均で22.6%（前年度は13.5%）、クラウドコンピューターの導入が26.5%、教員のICT活用指導力は全体的に上昇傾向にあることがわかった。